大政奉還がかなわなかったら?
12代将軍、徳川家慶の時代アヘン戦争が起こり、中国は植民地となった。当時の日本人には、「日本が植民地となったら志那のようになってしまう」という危機感があった。
もし、日本に内乱が起これば欧米列強につけいる隙を与えてしまう。
常套手段として、例えば慶喜が権力に固執するあまり、欧米に助けを求めたら?
中東などでよく見かける構図となる。すなわち、カダフィ大佐をアメリカが支持し、国民と対立させ、アメリカが実質支配ないし、国益を得るという例の構図である。
このパターンは四書五経の中で「禁じ手」として古来よりよく知られていた。