55年体制

 日本は戦争に負けて、GHQに占領されました。マッカーサーは日本に、アメリカの理想を植え付ける一方、強い国にならないよう策を巡らせた。「日本は極東のスイスであれ」と言っている。意識改革として、3sと言われるアメリカ文化、安全、平等。政策として、議会制民主主義、財閥解体独占禁止法、農地改革、労働組合のあたりは教科書でやったと思います。
で、結果として、①思い通りになったもの②ならなかったもの③思わぬ形になったものがあります。
①戦時中、日本人のガッツはやはり脅威であった。3Sはよく根付き、日本人の戦前のようなガッツは無くなった。②今のアメリカとも違った、古き良きアメリカを理想とし、アメリカの国益にもかなう、フィリピンぐらいの感じにしたかった。今の日本のような重工業国にするつもりは無かった。③結果として、強い中央集権でありながら、個人の権利ばかり主張する国になってしまった。